ソフト闇金はなぜ手渡しでの融資をやめたのか?
■かつての闇金は手渡しの融資が当たり前だった
過去の闇金といえば手渡しで貸し付けしている会社が存在しました。
手渡しには対面与信という側面もあり、相手を見極めてから貸し付けしたいという理由があったのです。
大手の金融機関であれば膨大な顧客データを活用し、データに基づいて融資するか決めていますが、現在でも顧客データが少ない地元の小さなサラ金などは、対面与信を導入しているところがあります。
一般的に手渡しは小規模のサラ金や闇金が導入していましたが、ソフト闇金に関しては導入している店舗は見られません。
利息制限法を超過する貸し付けをしており、それは運営側も理解しています。
手渡しで貸し付けしている場面に、警察が待機している可能性なども考えて、原則として貸し付けは口座振込で行っているのです。
■手渡しがなくなったことで何が変化した?
実際に相手業者と対面する必要がないことです。
また訪問しての取り立てを受ける心配もなくなりました。
かつての闇金は自宅まで取り立てにくるのは当たり前で、返済遅れが続いていると玄関に張り紙をする業者まであったのです。
しかし現在は警官待機などのリスクを想定し、指定口座に振込をしています。
同時に取り立ても電話口から行われますので、対面の取り立てと比べて精神的に楽とのコメントが多いです。