高利貸しとは高い利息で貸し出す法人や個人のこと

高利貸しとは

高利貸しとはその名の通り、高い利息で融資する法人や個人を指しています。
高利の概念は曖昧であり、消費者金融を高利貸しとみなす場合もあります。
昔の消費者金融は30%に迫るほどの金利で貸し出していたのです。
30%近い金利で大金を借りると、高確率で完済ができなくなります。

そうなれば催促・取り立てを受けることになり、
借入先に対して負のイメージを抱いてしまうのが普通でしょう。

しかし消費者金融が設定する金利に関しては、現在は違法性がありません。
上限金利の20.0%は法律で認められているのです。
利息が大きすぎると感じる場合、多くの人は借りすぎています。
低金利であっても借入が膨らめば、大きな利息に直結してきます。

■闇金やソフト闇金は間違いなく高利貸し

闇金やソフト闇金は異なる業者と認識されることが多いですが、実際は両者に明確な定義は存在しません。
ただ全体的な傾向としては、ソフト闇金のほうが対応に柔軟性があるケースが目立ちます。
両者に共通している点は、出資法を超える金利を設定していることです。

グレーゾーンを超える金利設定であり、29.2%よりも高金利を設定しています。
月利10%などと聞けば良心的に感じるかもしれませんが、年利だと120%になるのです。

消費者金融でも最高20%ですから、かなりの高利貸しと言えるでしょう。
闇金やソフト闇金は貸金業の登録をしていないので、貸金業法による縛りを受けていません。
逆にいえば金利は業者側が自由に設定してくるわけです。

■高利貸しを利用するメリットはある?

お金を借りるときは、なるべく低金利と考えるでしょう。
金利は高いより低いほうが良いに決まっています。

ただ場合によっては高利貸しを利用したほうが良いことがあるのです。
銀行や信用金庫は低金利で融資してくれる金融機関の代名詞ですが、
審査が厳しいという問題があります。

これらの金融機関で融資を受けられない場合、多くの人は消費者金融に申し込みします。

消費者金融のほうが審査の基準が緩やかで、融資までも早いという特徴があるのです。

闇金やソフト闇金を利用する人は、消費者金融からも借りるのが難しい人です。

■貸金業登録をしていれば100%安心?

貸金業登録をしていない業者よりも、している業者のほうが安心できます。
ただ登録をしているにもかかわらず、貸金業法を厳守していない業者は存在します。

たとえば公式ホームページに金利の記載がされていない、
曖昧に表記されている、といった場合は間違いなく高利貸しだと考えられるでしょう。

低金利を売りにしている金融機関ほど、金利をしっかりと表記しています。
連絡先が携帯番号だけという業者は090金融と呼ばれています。

こうした業者は固定電話番号を明記しておらず、また会社所在地なども不明です。
会社概要を見れば健全な業者かどうか、大まかな判断ができるでしょう。

■高利貸しから借りる場合の心構え

低金利の金融機関から借りることができず、
仕方なく高利貸しを利用する場合は、借りすぎないことを徹底してください。

たくさん借りれば返すのに苦労しますし、利息も膨れ上がっていくからです。
後は短期間で返すことを意識し、返済計画を組み立ててください。
借りる金額が少なくても、返済が長期化すれば利息は大きくなります。
返済回数は少ないほど良いので、できるだけ1回払いを選びましょう。
給料日に全額返済することを想定し、返済計画を立てれば失敗しません。
もともと高利貸しは長期借入に対応した業者ではありません。

突然の出費に対応するために誕生した業者です。
借入期間が数ヶ月以上に及ぶと想定される場合は、正規の金融機関から借りましょう。