大手のソフト闇金は存在しない
日本に存在するソフト闇金会社は180万にもなりますが、その中で大手と呼ばれる会社は1割もありません。
一般的に大手企業は、少なくとも50人を超える従業員を抱えています。
ソフト闇金は小規模営業が基本であり、1人~数人で営業しているのが普通です。
グループ展開をしているソフト闇金は数多いですが、一つひとつの店舗の規模は小さめです。
大手の金融機関は薄利多売で貸し出す傾向がありますが、ソフト闇金は少数を対象にしています。
利益を出すためには、金利を高く設定するしかありません。
そうした理由からソフト闇金の金利は、利息制限法を超える利率になっています。
■ソフト闇金と大手消費者金融の違い
ソフト闇金は消費者金融の一形態と認識されがちですが、決定的な違いは貸金業登録の有無です。
消費者金融の場合は、大手・中堅を問わず、店舗営業をしているのが基本です。
一方のソフト闇金は無店舗営業をしており、店舗に出向くことなく借りられます。
キャッシングからお金を借りたいとき、多くの人は低金利の金融機関からあたります。
銀行に申し込んでダメだったら、大手消費者金融を選ぶというケースが多いでしょう。
ソフト闇金は、貸金業登録をしている金融機関から借りられない人が利用しています。
大手消費者金融と比較すると、貸付額が低く設定されており、10万円や20万円などが多いでしょう。
30万円になると高額融資の部類です。
金利は年利ではなく、月利を採用しているところが目立ちます。
同利率であれば、年利より月利のほうが利息は大きくなります。
中には1週間や10日で10%という金利設定にしているところもあり、いずれにしても消費者金融より高金利です。
返済期日は1週間後、10日後、1ヶ月後などが一般的です。
優良客に対しては2ヶ月後などの長期スパンに応じてくれるところもありますが、返済期間が延びると利息が大きくなる点は注意してください。
■ソフト闇金の取り立ての特徴とは
大手と呼ばれる金融機関ほど、取り立てがソフトな傾向があります。
無理な取り立てをして、よからぬ噂が立っては困るからです。
大手企業ほど噂や口コミに敏感と言えるでしょう。
なぜなら、会社のブランド力やステータスを大切にするからです。
大手消費者金融と比べて、街金は取り立てが厳しくなります。
ソフト闇金の場合は未登録業者のため、街金またはそれ以上に厳しいです。
ただし昔の闇金と比べると対応は優しく、それゆえソフト闇金という名称が付いています。